消化酵素が不十分だと糖がそのまま吸収されて血液の中を漂います。
この未消化の糖は、血液をドロドロにして、赤血球どうしをくっつけてしまいます。これが、血液が汚れるということです
血流、血行が悪くなります。
赤血球どうしくっついた状態になると、細い血管を通ることができなくなります。
身体の中を張り巡らされている血管の長さはおよそ10万キロメートル、そのうち約90%は、毛細血管であると言われています。
ですから、これでは体中の細胞に血液が行き渡らなくなり、様々な病気を引き起こすようになるのも当然と言えるのです。
しかし、そのドロドロして汚れた血液でも、酵素が十分にあれば、連なりがとけてサラサラした血液になるのです。
これは、デンプンだけでなく、タンパク質でも脂肪でも同じことが言えます
このような酵素不足を引き起こす背景にあるのが、食べ過ぎや、加熱調理されたものばかりを食べるようになったということです。
加熱調理された食べ物には、酵素がありません。そのため、身体のほうが全部、自前で消化するために酵素を作らなければなりません。
ところが、食べ過ぎや、病気・加齢で酵素をつくる力が弱くなっている人では、酵素を作るのが追いつかなくなります。それで、食べたも
のが十分に分解されないまま、体の中に入ってきてしまうのです。
この場合、栄養を摂っているつもりで食べても、身体の中では異物となっているのです。